太陽光発電架台は、設置場所の向きや角度に大きく発電量が左右されてしまいます。
当然のことながら、最も太陽光が照射される南向きが最も受け取る日射量が多く、南向きから外れる=北向きになるにつれて、日射量が少なくなります。そして、その日射量に比例して発電量が上下する
わけです。それでは、南向き以外だと採算が合わないのでしょうか?採算基準を満たすためには、必ず南向きである必要があるのでしょうか?
【参考】全国主要都市の年間想定発電量と年平均日射量
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のHPより
※上図に記載されている1kWあたりの年間想定発電量に対して、産業用は売電価格をかけると1kWあたりの想定収益が計算できます。〔想定発電量〕×〔32円〕売電価格×〔1.08〕消費税=〔年間想定収益〕(2014年度導入の場合)
※また家庭用だと年間想定発電量の70%に売電価格をかけ、30%に24円(家庭の平均的な電気の購入単価)をかけたものを足すことで、想定収益が計算できます。〔年間想定発電量〕×【〔0.7×37円〕+〔03.×24円〕】=〔年間想定収益〕
※【例】上の図で、札幌で産業用太陽光発電の場合・・・年間平均日射量=3.93kWh/㎡/日、kWあたりの年間想定発電量1,047kWh 1,047kWh × 32円 × 1.08 =36,184円ということになります。
実はそうとは限らないのです。
太陽光発電架台の設置場所が太陽光発電の発電量を左右するのは、そして、角度と向きについては、発電量のデータができているので、向きが変わったら、角度が変わったら、どう変化するのかについてまとめてみました。
ベストな角度と向き - 南向き 傾斜角 30°です。これを基準=100とした時の向きや角度の関係です。方角と角度に分けて説明します。そして最終的には、方角と角度の掛け合わせで発電量が決まります。
※注意点として、基本的な日照量や日影条件は同一のものとして計算しています。
設置場所の向きと発電量の関係
(南向きを100とした場合の割合)
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.設置場所の傾斜角度と発電量の関係
(水平から30°を100とした場合の割合)
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北向き 66% |
0°=水平 89.3% |
北東向き 73% |
10° 94.9% |
東向き 85% |
20° 98.4% |
東南向き 96% |
30° 100.% |
南向き 100% |
40° 99.5% |
南西向き 96% |
50° 96.5% |
西向き 85% |
60° 91.7% |
西北向き 73% |
70° 85.0% |
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80° 76.7% |
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90°=垂直 67.1% |
以上のように向きや角度のよって発電量は左右されます。
ただし、繰り返しになりますが、すべてがベストな状態でないとしても、
採算基準を満たすことは十分に可能です。
屋根勾配がよくない場合は架台で補強すべきか
上記表にあるとおり、屋根勾配が低すぎても高すぎても、太陽光発電の発電効率は低くなってしまいます。緯度によって最適勾配は異なるものの、勾配は非常に重要な要素となります。では、もし勾配が
よくない屋根に太陽光発電を設置する場合、太陽光発電架台で調整したほうがよいのでしょうか?
結論からすれば、極端に良くない場合は架台で調整するとよいでしょう。
ただし、上記の表をみると30°を100としたときの50°の発電割合は96.5%、10°の発電割合は94.9%となっていることから、そんなに心配する必要はないといえるでしょう。
当然、陸屋根なんかだとしっかりと土台を作って設置することが一般的ですが、そうでなければある程度は気にしないほうがベストと思います。
勾配をつけたり減らしたりするとなると、標準工事以外の工事が必要になるため、当然工事費用が増えることになり、採算性を落とすことがあります。
コソーラーには各種柔軟性のある太陽光発電架台ソリューションが用意されていて、お問合せをお待ちしております。
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